妄想させる男
ウッチー人気に驚いているようなことを書いている私だが、実は、理由はわかっている。最近出た雑誌で「愛される理由」について特集していたが、私から見ればツメが甘いというか、あんなにページ数を割くまでもない。特にファンの立場から見れば、ファンは篤人クンの絶妙な色気に惹かれているということに尽きる。惹かれるのに理由を聞くのはヤボってもんだ。
でも、スポーツ選手や映画俳優、ミュジシャンには、世間的平均より高い割合でハンサム、イケメン、セクシーな人がいるわけだけど、その中でも人気に差が出るのはなぜだろうか。これについては考えてみた。
メディアは「●●だから人気がある」というくくり方をしたがるけれど、人気があればあるほど、ファンのその人に対するイメージは、同じファンの間でも微妙にずれていて、一言では言えないと思う。
たとえば、ビートルズファンはそれぞれが、「私のビートルズへの愛」を持っているのだ。これは、「私だけのビートルズ」にしておきたい気持ちもあるからだけど、そういう気持ちを抱かせる人ほどファンの数は多くなる。
篤人クンに対して、かわいい!という人もいれば、かっこいい!という人もいる。ビッチだ(ここでは褒め言葉になる)と思う人もいるだろう。篤人クンの何がそうさせるのかは謎だが、篤人クンは人の妄想力を刺激する。ある人には弟、ある人には息子、ある人には友人、ある人には恋人、ある人には兄、いろんなパターンが成立するからこそ、ファンの数が多くなるのだ。
恋愛は想像の産物である(本当か?)。それと同じように、ファンの人気は妄想の上に成り立っている。だから、妄想幅を大きく与えられる人ほど人気が出る。
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