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sábado, 23 de julho de 2016

自転車ロードレース 魅力の伝え方

自転車ロードレースを見始めたきっかけは、
「これってチームスポーツだったんだ」ってことに
気がついたことなんだが、
4年目になってようやく作戦の面白さが
分かってきた気がする。

だって、テレビ画面じゃ分からないことが多すぎるから。
もちろん、きっかけはテレビの中継を見たからであり、
解説者の説明を聞いて知ったことも多い。

でも、自転車RRはテレビ画面だけで魅力を
伝えることが難しいスポーツなのではないだろうか。

私が見ているのは、グランツールと言われる
ステージレースが主なので
そこに限っていう話をすると、
ロードレースはサッカーのように1画面で
すべての情報を伝えきれない。
サッカーも厳密に言えば、
22人全員が映っているわけではないけれど、
ほとんどのプレーはカバーされている。

200人近い選手が長時間にわたって走り続け、
レースが進むにつれ、バラバラになって行くと
起きていることすべてをテレビは伝えることができない。
取材している人たちにもすべては見えない。

さらに、RRの中継は4時間以上に及ぶ。
そんなに長時間ずっと見ていられる人は少ないだろう。

そして重要なのは、各チームにそれぞれの思惑があり、
作戦があることだ。

私の経験では、そんな作戦や思惑は
文字で読んだ方が分かりやすかった。
「あ~、そういうことだったのか!」と勉強になったのは
選手が書くブログを読んだときだ。

去年は、スカイのニコラス・ロッシュが
母国アイルランドの新聞に連載していた日記、
今年はジロに初めて出場した山本選手のブログを楽しんだ。

チームの作戦、監督に言われること、レース中の状況
(テレビに映っていないことも!)
選手が考えたり、感じたりしていることを読むことで知った。

解説者が「●●だと思うんですよねー」
とレース中に細切れに話すより分かりやすかった。

テレビ中継がなかった時代から
自転車ロードレースはフランスやイタリアで人気スポーツだ。
考えれば、サッカーも同じだ。
新聞で記事を読み、興味を持ったり、
熱狂したりしたのだろう。

実際に、新聞の売上を伸ばすために
新聞社が自転車RRを主催するようになった。
相乗効果でロードレースの人気は高まり、
新聞の売り上げは伸びた。
そう考えると、「文字」でもロードレースの魅力は
伝えられていたのだ。

テレビ中継には中継の面白さがある。
上空からの映像、選手のクローズアップ、
周りの美しい風景、ゴール前スプリントの
迫力ある映像、ギアの音。
最近はオンボードカメラがあるから、
スピード感が半端なく伝わってくる。

しかし、中継の大半は、まったりと進んでいる
集団の映像である。
チームの作戦や選手心理は画面からは伝わってこない。

画面から分かりやすく伝わってくるのは、
アタック合戦であったり、落車の画面だったりする。
だから、テレビだけを見ていると、
自転車ロードレースの面白みが
そこにあるように感じてしまう。

しかし、実は奥の深い競技だし、落車やアタック合戦、
スプリント勝負だけを期待していると、期待外れに終わり
「退屈だ」ということになる可能性が高い。

今の世の中で、読むことに戻れというのは難しいだろうし、
書き手の質、量という問題もあるだろう。
だから、テレビ中継以外にも初心者向けの番組や
上級者向けの濃い内容の自転車番組があってもいいと思う。

それはサッカーも同じだ。
Jリーグが始まった当初は、様々なサッカー番組が
地上波であって、オフサイドは?とか、
10番の動きは?とか解説していた。

生中継をして、内々の人間やそのスポーツに
詳しい人にしか分からない言葉で
解説をしているだけでは、スポーツの魅力は伝わりにくい。


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