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segunda-feira, 11 de janeiro de 2016

女性サッカーファンはミーハー!?

2005年出版の『サッカーの詩学と政治学』という本に田中東子さんが「迂回路をたどる -サッカー文化における<女性化された>ファンの位置と実践」という論文が掲載されている。

私には何やら難しい文章だったのだが、うんうんと頷くことも多い話だった。でも、ふと思った。この本が書かれたのは10年も前のこと。したがって取り上げられている事象はそれ以前のことだ。今でも女性サッカーファンの置かれている立場は変わっていないのだろうか。

サッカー観戦は男の社会であり、できることならゴール裏から女子供は排除したいと今も思っているのだろうか。そして、女性はサッカーが分かっていないと見なされているんだろうか。

私自身、1995年にニフティの鹿島部屋で書きこみをしようと思った時に、自ら「ミーハー隊」と名乗った。しかし、自分が心底ミーハーだと思っていたわけではない。開幕から、あるいは日本リーグからサッカーを見続けている人たちに、いじめられたくないという心理から、先に逃げを打っておいたのだ。間違ったことを言ったとしても許してねと。それぐらい、当時のニフティの会議室はいい意味での緊張感があったと思う。

今でいう、「にわか」である自分が少しでも何かを言えるような環境を作ったつもりだった。おかげで割と気楽に書き込めた。もっとも、戦術論には飛び込みはしなかったけれど。

そもそも、サッカーを見始めたばかりの人間にプレーの良し悪しだとか、魅力が分かるわけはないのだ。選手が醸し出す雰囲気や外見は分かったとしても。確かにそれがとっかかりとなれば、ミーハーと言われるのかもしれない。しかし、なでしこブームの時に、男性が「ダレソレ選手がかわいい」とか言ってもミーハーとは言われない。私は、「人のことミーハーとか、顔で選手を選んでいるとか言っているけど、同じではないですか」と心の中で呟いていた。

というわけで、初期のサッカー“ミーハー”ファンも観戦歴20年を超えている。そういう女友だちは周囲にたくさんいる。では、戦術論を戦わすかと言えば、そういうことは少ない。私の勝手な考えでは、おそらく戦術論を戦わせることにあまり興味がないのである。でも、サッカーを良く見ているから、実はかなり鋭かったりするのだ。表に出てこないだけだろうと思う。そして、それは今後も変わらないかもしれない。

Jリーグは女性ファン・サポーターをどう見ているのだろうか。歓声を上げたり、容姿について語ったりしているという表面的なことしか、見ていないのかなと思ったりもする。

女性ファンが増えれば、男性ファンが増えるだろう。だから、イケメン選手をアピールしよう的な話を読む度にゲンナリする。結果的にそういうことはあるかもしれない。でも、私たちはJリーグ集客増のためのエサではない。

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