コートジボワール戦 出発!
そして、約束の時間どおりにアドリアーノがやってきた。
前の車よりさらに大きなバンだ。
わさわさと乗り込む私たち。
さぁ、出発だ!
と、そこにジャーン!という感じで、
年の頃、30代だろうか、男性が登場。、
「私はトニーです!アドリアーノの上司です!」と
なんだか意気揚々という感じで英語で話している。
うぉー、なんかすごいインパクト。
よく分からないけど、お世話になります的な笑顔の日本人7人。
アドリアーノがコミュニケーションに不安を覚え、
英語が話せる上司に同行を頼んだのだろうか。
それとも、これはいい稼ぎになる。
払いのいい日本人の顔を見てやろうと思ったのだろうか。
しかも、小学生ぐらいの男の子を連れている。
なんだかよく分からない状態になったのだが、
とにかく出発だ。
実際は、このトニーさん、親切、世話好きが
洋服を着て歩いているような人だった。
Rio Marショッピングセンターに着くと、
バス乗り場までご案内してくれる。
いや、出発前に夕飯が食べたいという私たち。
では、このブラジル最大のショッピングモールの
フードコートをいいですね!ご紹介しますよとトニー。
(いや、そこは、すでに友だちが確認済みだから・・・)。
エレベーターへ向かって、旗こそ持っていなかったが
添乗員のごとく、先頭に立って歩き出す。
「どうだ!立派でしょう!」
確かに、広々としていて気持ちがいい。
「んじゃ、試合が終わったらね!」とトニーさんと別れて、
フードコート内に散る私たち。
そして、それぞれが勝手に取ってきたものを食べていたら、
また、トニーが!
私の横にいる!
「●子、僕たちはあそこで、君たちを待っているからね!
安心していいよ!」
うおーん、小学生じゃないもん!と思うが、ありがたいことです。
至れり尽くせり。
しかし、待たれていると思うと、なんとなく慌てて食べる雰囲気に。
「お、みなさん、お揃いですね。では、バスに乗りましょう!」
いや、その前にト、トイレ…。
「そうですね!では、トイレにご案内します!」
もー、女子トイレの中まで案内してくれるんじゃないかってな勢い。
もちろん、トニーは男子トイレ、女子トイレから全員が出てくるまで待っていてくれた。
バスに乗る前に、「●番の駐車場で待っているからね!」と念押しをされ、
最後まで見送っていただき、私たちはレシフェのスタジアム、
「アレナ・ペルナンブーコ」に向かったのであった。
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