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sábado, 30 de junho de 2012

人々の力

今、私の手元にアメリカの歴史学者ハワード・ジンの著書「学校では教えてくれない本当のアメリカの歴史(上・下)」がある。ジンが「民衆のアメリカ史」を若い世代向けに書き直した本である。

私たちが学校の歴史の授業で習ってきたもの、もしくは暗記させられてきたものは偉人伝のようなものだった。歴史の教科書には成功し世に名を残した人たちが歴史を築いてきたかのように書かれている。でも、本当は違うとハワード・ジンはアメリカ史の違う見方をこの本で示している。

そして、あとがきにこんな文章がある。
「じつは社会を変えてきたのは、自分の声を届かせる方法を見出した黒人、女性、インディアン、若者、労働者といった人々だったのだ」

さらに、人は選ぶことができるのだとジンは言う。
抵抗をし、抗議をし、さまざまな文化を受け入れる側に参加するのか、あるいは傍観しているのか、わたしたちはどちらでも選べる。けれども、選択しだいで結果は変わってくるのだということを、心にとめておきたい。

今日のデモや最近行われている小さなデモが社会を変えていく声に繋がる。

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