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segunda-feira, 27 de fevereiro de 2012

何を聞いても鹿島アントラーズ

先週、生まれて初めて紀伊国屋ホールに行った。
古いだろうとは思っていたが、なんだか、なつかしの公会堂って感じだった。
椅子の背もたれにかかっていた生地が茶色っぽかったのは汚れているわけではないだろうが、
いやー、なんて味わい深い椅子。席の番号は、そのカバーの真ん中が切り取られていて、そこから見えるんだよー。こういうカバーって昔、多かった。

なぜ、そこに行ったかと言うと糸井重里さんと西條剛央さんの出版記念セミナー「ぼくらが いま できること」があったから。初めて糸井さんの話を聞いたわけだが、さすがに話がうまい。ところが、1時間半も話を聞いているうちに、忘れちゃうんだなー。大半の話を! でも、それでいいのだ。鵜呑みに出来ない程度に忘れてしまっている加減がいい!と思う。

それでも、ちょっと思い出してみると・・・
これは、西條さんが言っていたと思うが、

WEBサイトの話のところで、

「そもそも情報を取りに行くのがITではない
ワクワクとかおもしろそうとか気分を伝えるもの」

膝を叩きましたよ。鹿島~アントラーズ~。
情報を与えときゃいいだろうって態度がミエミエだから
いつまでたっても、つまらないサイトなんだと思う。
機械に情報を垂れ流されている感じがして、
鹿島が好き!って言う人の熱を感じられないんだよなぁ~。

こういうことって、もしかして、クラブ内にまん延しているのだろうか?
野沢が出ていった時にいろんなことを考えたことを思い出した。
「営業成績」だけを求める会社で、人は働いていて楽しいのだろうか?
というようなこと。
でも、書かないうちに忘れた。また、後で考えてみよう。

このセミナーでもうひとつ、あははっ!思ったのは、
正確にはどういう言葉だったか忘れた(こればっかり・・・)が、

たとえば、誰かが「これ、買ったんだよー。すごくいいんだよー」と
ものすごく楽しそうに言われていると、
それが自分に必要かどうかなんて構ったことではなくなり
(そもそも、そんなことは考えない)、
「いいなー」とうらやましくなって買ってしまう・・・。

このうらやましくなるところがポイント。

これほど、ミーハーの物欲を端的に表している言葉はない。
いや、糸井さんは、ここから波及して別のことを言っていたのだと思うけれど、
私としては、この「理屈じゃない」ってことが、最終的には世の中を動かしているように思うよ。
そうでなければ、毎年毎年、あんなにユニが売れるわけはない。

とまぁ、何を聞いても鹿島アントラーズ!

ってなわけで、開幕が待ち遠しい。

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