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quarta-feira, 21 de dezembro de 2011

ホットカーペットを!

ここ2週間ほど、出来る範囲でボランティアをしている。
ワールドカップのなんちゃってボランティア以来である。

東北の支援と言っても力仕事ができる体力はない。東京でPCを使った後方支援があるというのでそれに乗っからせていただいた。

仕事はコタツやホットカーペットを5000世帯に送るための準備だ。

まず、前段階として支援してくださった方々から集まったお金(一口3000円)で5000世帯へコタツかカーペットが配送できるというひとりひとりの力の結集があった。
しかし、それをどうやって配布するのだろうか?という疑問は私自身、少額3000円なりをポチした時から考えていたことなのだが・・・・。

今回、「ふんばろう東日本支援プロジェクト」のプロジェクト(キャンペーン)の趣旨はこういうことだった。

行政や他の団体からの支援が行き届いていない人たちへ冬物家電を送りたい。寒い思いをしている人に名乗り出て貰って送るということ。
これも不思議な話だった。行政(市、県など)が被災者のことは把握しているはずではないのか?冬期対策として被災した人皆に同じように暖房器具が送られているのではないか!?

ところが、そうではないらしいと知った。仮設住宅に入った人には遅ればせながらでも暖房器具が配布されたりしているが借り上げ住宅にいたり、半壊した家を自力で修理しながら住んでいると行政からの支援がないという。県外や市外に引っ越しをした場合も同じ。
また、行政のもっているルートを使えばおなじ場所にばかり支援が偏ってしまう。

どうやって、見えない人の声を拾うのか。昔ながらの方法である。新聞・ラジオを使っての告知。

私はこの時点でプロジェクトに参加したのだが、プロジェクトの誰もがどれぐらいの申し込みがあるの予想が立てられずにいた。何しろ、表に浮かび上がってこない人たちからの申し込みを待つのだ。申し込み期間は約1週間。最初は思ったより少ない申し込みの数だと思っていたが、駆け込みで来る来る申込書の束!
なんと1万世帯を超す申し込みがあった。

資金が足りない!
途中で大口の寄付をしてくださった企業さんもありましたが、それでも、1000万円(2500世帯分)ほど足りない。
他からの支援を受けていない人たちがこれだけの数、寒さに耐えている。朝方にはすでにマイナス7度になっているところもあるという。

中には持っているお布団は夏掛けだけとか、ホットカーペット、こたつが無理なら毛布だけでもほしいとおっしゃる方もいる。

支援に対してはいろんな考え方もあると思うし、正解はないのだと思う。支援する方も支援を受ける人もそれぞれ。100人いれば100通りの正解があるのかもしれない。

でも、私は目の前で寒いと言っている人を無視することはできない。そんなことをしたらバチがあたるよ!と昔の人なら言った。寒かったら勉強もできないし、すぐに風邪も引く。お年寄りには風邪はつらい。今回、起きた地震はたまたま東北だったというだけで、被災したのが私や私の親戚、友人だったかもしれないのだ。

それに、寄付をすることでやりとりをしているのは金額じゃないと思う。
お金を出す方も受ける方も「気持ち」が大切。
私は自分がのうのうと生きていることが辛いし、少しでも人の役に立てれば罪滅ぼしにでもなるかもしれないという自分勝手というえば自分勝手。自己満足でもある。
受け取る人は手紙などを拝見する限り、物質的なことより思いをかけてくれている人がいるということを物を受け取ることで知って安堵している。それが、明日もがんばろう、自立していこうという気持ちへの小さな力になっているんだと思う。

長々と書いたが、こちら「ふんばろう物資マッチングサイト」から寄付をお願いします。冬のバーゲンに投資するお金、少し回して。

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