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domingo, 23 de janeiro de 2011

「エリックを探して」と「龍時」

 機内で見て訳分からんのに涙がこぼれた映画、「エリックを探して」を、とうとう字幕つきで見た。いや、字幕って素晴らしい。中西哲生さんの字幕監修が入っていたのも配給会社のやる気が感じられて嬉しい。

 映画を見た方のブログを拝見したら、サッカーを知らないけれどおもしろかったとあって、おー、そうなんだ、良かったと思ったけれど、サッカーが好きなら、なお面白いし、マンUのファンだったりエリック・カントナの信者だったりしたら、もっと面白いはず。「わしらにしかわからんよ、その気持ち!」と、なぜか上から目線になって映画に共感してしまうから。

 この映画はフィクションだけれど、サッカーファンの気持ちはそんなものなのだ。心情的にはありうる話だ。それだけ、サッカーは人の生活に深く入り込んでいる。

 カントナがサッカー選手とファンについての映画を作りたいとケン・ローチのもとに企画を持ち込んだのが最初だと言う。サッカーというスポーツ、サッカー選手、スタジアム、サポーター。カントナは、現役時代、いろんなことを感じてわかっていたのだと思う。彼がマンUのサポーターに愛されている理由がわかった。

 だからこそ、サッカーファンだけではなくサッカー選手にも見てもらいたい映画だ。そして、何かを感じることが出来たら、もっと素晴らしい選手になれる。

 サッカーファンの友人に薦められて読んだサッカー小説、「龍時」。
 
 01-02シーズンから始まって03-04のアテネオリンピックを描いた3巻までで終わってしまった。作者の野沢尚が亡くなってしまったから。
 
 この本も中西哲生さんが原稿チェックで多大な力を貸していた。作者は他にも多くの取材を重ねている。それだけに、サッカー選手のことだけではなく、ファンやスペインという国のことなどが丁寧に描かれていて読み応えがある。しかし、圧巻なのは試合だ。「絵」がないのに試合が見える。もっと言えば、普段、私の目には見えていない1対1になった時の足の使い方、ボールの置き方なども勉強になるぐらいだ。
  
 「エリックを探して」がファン心理を選手に伝えることが出来るなら、「龍時」では、選手や監督の気持ちをファンが知ることが出来る。

 主人公のリュウ以外、ほとんどの選手が実名で出てくるところも楽しい。試合の様子を伝える筆力も素晴らしいのだけれど、選手の顔が浮かんでくるとリアルさが増す。ソガちゃん、最高です!

 それにしても、続きが読みたかった。

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