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quarta-feira, 23 de dezembro de 2009

2009年は

先日、友だちと話していた。
今年ほど、知っている人が亡くなった年はなかったんではなかろうかと。

知っていると言っても、メディアを通してその人たちの活動を知っていたということだけど。
今までは、訃報を聞いても名前は知っているという程度のことが多かったけれど、活躍をしていた、影響を受けた、そういう人たちが続々と逝ってしまった。年齢が近い人も多かった。自ら命を絶った人もいた。

『木曜日のボール』から。

「ある人々は逝き、ある人々は残る。去っていく運命を背負わされた彼らを見送ったあと、生き続ける運命を与えてもらった僕たちは、いったいどう生きてゆくべきなんだろうか。それは誰かに問うことでも、教えてもらうことでもないような気がする」

サルガドの写真展で、のほほんと生きている自分には想像もすることが出来ないような厳しい状況に置かれて、それでも、生き抜こうとしている人々の姿に「生きる、生き抜こうという人の力」に感銘を受けるとか、感服をするとかいうことではなく、人としての不思議を感じた。

病院のベッドで、苦しみながらも生きるための治療を受ける人たち。人は生きるために生きている気がした。
今、生を得ていることが最も大切なことなのかもしれない。

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