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sábado, 21 de novembro de 2009

ベンゲルさんが差し出す手

アンリのハンドがフランスのワールドカップ出場に決定的な役割を果たしたことについては、書こう書こうと思っているうちに、次から次にいろんな人がコメントをしていて追いつかない。
それぞれの人柄を表す言葉があっておもしろい。たとえば、ベッカム。
「アンリはいいやつなんだよー」と、いやー、あんたもいい人だよーって言いたくなる話や、
エリック・カントナのアンリに試合後に慰められているってことの方が信じられない。俺がアイルランド人ならぶっとばす! (^^; と逃げ出したくなる話まで。

でも、さすがだなと思ったのはベンゲルさん。こちら。

こういう問題は、話がごちゃごちゃになってあらぬ方向に暴走しがちだけど、こういう方にまとめて貰えるとわかりやすい。

このハンドの話を聞いた直後は、このハンドでアンリのサッカー人生が良いものから「悪」にすっかり変わってしまうのではないかと思ったけれど、ベンゲルの話を読んだら、安直にハンコを押すものではないなと反省。
私たちサッカー・ファンがこの件を冷静に考えればみれば良いことなんだ。 

それで、考えてみた。アンリは間の悪い時に間の悪い場所にいたのだ。ワールドカップ出場という一大事を戦っている時に、あの状況で私だったらハンドをしないか?と問われれば(誰も聞かないけど)、絶対にしないとは言えない。試合中になぜ申告しなかったのか?という意見もあるらしいが、ベンゲルさんが言っているように、現実的ではない。さらに、プレーオフの延長時間に「ハンドしました」と言えば、「このきちがい、ワールドカップへの道を閉ざしやがって」と非難されるし、黙っていても「罪」なのだ、どうにもならないと言っている。アンリが言っているように主審が笛を吹かなかったからプレーを続けたということだ。

ベンゲルさんが素晴らしい人だと思うのは、ハンドをしたからといってアンリだけを責めるのは間違っているし、フランス協会やフランスという国がアンリを支え、アンリがひとりぼっちで全世界に立ち向かうことをさけることだと言っていること。主審に対しても同じ。

起きてしまったことは取り返しがつかないし、今までにだってそういう試合はたくさんあった。これからは2度と起きないようにすることが大切と言っている。

今のところ、再試合はなし。FIFAが下した決定だから変わらないと思う。でも、フランス協会が再試合をやりますと言うことは出来るわけだ。

話は違うが、某ネット上でこの件に関するやり取りを読んで思ったことは、日本人は議論が下手。私もその一人であることは自信を持って言えるけど、ネット社会が議論ベタに拍車をかけているような気がする。日本語表現力、読解力・・・足りない。

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