お祭り
私たち鹿島サポにとってはおなじみの鹿島神宮・・・の神幸祭に行ってきた。
かつては高速バスに乗るたびに「9月1日には神幸祭が行われ・・・」などと言う宣伝をテレビで見ていたのに感心はゼロだった。ところが、今年、赤い提灯がいっぱいぶらさがっている変わったお祭りの写真を見ていたら、なんと鹿島神宮のお祭りだと言う。急遽、行くことに決めた。
4時半ぐらいから「提灯まち」という行事が行われるということなのでそれに合わせて早めに出かけた。ところが、お祭りだって言うのに人がいない・・・。考えたら平日なので当たり前なんだけど、お祭り=大混雑という図式が頭の中に出来上がっているものだから、少々、拍子抜け。
先ほどから提灯、提灯と言っているが、こんな長い棹に提灯を沢山沢山ぶら下げてあるのだ。
どうやって提灯をつけているのか、今でも良くわかっていないのだが、中心となる棹にいくつかの長い棒と紐がくくりつけられていて、それを操りながら人力でこの棹を移動させる。これが15基。1グループが20人ぐらいだっただろうか。女性もかなりいた。
車輪がないから、動かすのはめちゃくちゃ大変なわけで歩けば5分もかからないところを2時間ぐらいかけて前進していたのではないかと思う。
それぞれのグループの腕自慢なのか、途中でグルグルと廻してみたり、わーっと傾けてみたり(倒れてくるー!)とかなり危険なにおいがプンプン。電線があるところは、たくみに斜めにしてくぐらしていく。しかし、これだけの提灯が安定が良いとは思えない棹にぶら下がっているのでバランスが悪い。途中で倒れてバキバキ!!! 慣れたものなのか、慌てる様子もなく直して又進んでいく。
こうして運んでいく先はもちろん鹿島神宮の境内だ。
そこでは、思っていたことと全然違うことが行われたのであった。
提灯を火にくべるというから、厳かに火の中に落としていくものだと思っていた。ところが、かがり火のまわりでも最後の大暴れとばかりに大提灯を移動させてまわる。
この提灯は縁起物ということで、地元の人たちは我先にと落ちた提灯などを拾っていたが、ここに来て大サービス。篝火を取り巻いている人々の方に向けて棹を倒す、たくさんの腕が伸びて提灯をむしりとる。棹が倒れきって大変なことになってしまうのではないかとハラハラドキドキの素人な私であったが、祭りの興奮はこうして高まっていく。
ブラジルのカーニバルもそうなんだが、お祭りにはちゃんと進行係りがいて「時間が押してまーす。奉納してください。急いでください」と仕切られる。そして、火の中に大提灯をこのように倒して・・・・
きゃー、燃えてる!!!!。燃え盛っている!!!! 当たり前だ(^^; でも、火がぼうぼうと燃えていることなど普段見る光景ではないからかなり怖い。キャンプファイヤーをしたのは何十年前だ!?
これで終わりかなと思ったら、さにあらず。
中心の棹にくくりつけてあった棒や紐を持って回転させ始めた。「まわせー、まわせー」
かっこいいやらこわいやら・・・・。
この奉納が全部で15回あったわけだけど、帰りのバスの時間も気になってきて最後まで見ることは出来なかった。20時からの「神幸祭」も見られなかったが、大満足であった。こんな鹿島があったなんて知らなかった。
帰りの参道は、いつのまにやら大混雑。お祭り絶好調である。射的も金魚すくいもあれば亀すくい?もある。鹿島のどこにこれだけの人たちが住んでいるのだろうか!?
みなさーん、スタジアムにも来てください。
鹿島アントラーズもこのようなお祭りに出店でも出してみようよ。
と最後は鹿の話になってしまったが、お祭り、好き(^^;
22日、三鷹阿波踊り、30日高円寺阿波踊りと今年はお祭りづいていた夏だった。でも、夏も終わり。写真の空は秋色だった。
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