ミルク その後
「ミルク」はいい映画だと言いながら、ラブシーンは気持ちが悪いとかゲイは嫌いだとか言っている人が多いらしいと聞いて、いったいそれはどういうことなんだろうかと思った。ホモフォビアがゲイの権利を訴えて凶弾に倒れた男を描いた映画を「いい映画」だと言っているってこと!?
わからん・・・。
まずは、そういう人の意見を読んでもみないと話にならんだろうと思い、「映画生活」レビューのところで素人さんのレビューを読んでみたのだが、頭が痛くなった。腹もたつが、いったい何を言ってんじゃと思ってしまった。
映画の受け取り方は100人いれば100通りの感じ方があるのだと思うが、なにかが著しくずれていると感じてしまう。同じ映画を見ていたんでしょうか? (^^;
ゲイは嫌いだ・・と映画を見終わった後にも言っているにもかかわらず映画は良いと評価していると言うのは、私の目からすると、監督や出演者が伝えたいと思ったことが伝わっていないのでは・・・・!?
つまりは映画はある意味失敗だったんだろうか?
それにしても、いい映画だとか、他の芸術作品でも良いものと言う時って人は何を感じたり考えたりしてそういう言葉を使っているんだろう。
私の場合、このように後をひく映画だとか、うぉーっと圧倒される感動があったとか、俳優が自分の趣味だったとか、あー、目からうろことか、心に沁みたとか・・・、やはりなんらかの形で自分の体に響いてくるものがないと「いい映画」とか「いい本」とか「いい漫画」と言って人に薦めたりは出来ない。
オスカーをたくさん取った「スラムドッグ・ミリオネラー」は、そういう意味ではちょっと違った。映画のストーリーのテンポも良く、行ったこともない知らないことも多いインドのムンバイの様子が見られたり、良くわからないけど、カメラワークも良かったんでしょう。退屈せずに見た。でも、なんか、物足りない。ハッピーエンドで最後に踊っているところが良かったかな(^^;
映画に対するスタンスみたいなものの違いも感想の持ちように影響するのかも。
むずかしいね。
誰もが「ただ自分である」という人生を送れる日を迎えるのは相当に遠いと感じた金曜日もまもなく終了だ。
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