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quinta-feira, 28 de maio de 2009

新たなステージへ・・・・

カルフォルニア州最高裁の判決は6対1でPROP 8は有効との結論を出しました。ただし、過去に遡ってまで禁止することはなく、今までに結婚した同性カップルの結婚は有効。

その後のニュースなどを読んだりしてますが、動きが早くてついていけない。

大方の予想どおりの判決ではあったわけですが、NEW YORK TIMESでは、A Setback for Equalityと見出しをつけてます。平等からの退却。

結びのパラグラフでは、同性婚に関しては州レベルで認めているところが増加していること、全米で同性婚を支持する人が増えていることから、この判決は「一時的」な後退としています。来年の投票でPROP 8に反対する住民投票が行われるだろうってことですね。

でも、この記事の前半部分がやはり気になります。

アメリカの法改正の手続きや仕組みと日本は違うので、とりあえず、このカルフォルニア州のことを考えてみよう。

でも、わからないのだ。
私が理解できないのは、一年前に同性婚を認めた同じ最高裁(メンバーも同じ)がこの判決を出していることです。手続き上は問題がないからPROP 8を支持するということなんだろうか?もし、そうだとしたら、ニューヨークタイムズの記事にあるように、選挙の度に「数の理論」だけでマイノリティがすでに得ている権利が剥奪されてしまう可能性が増えたことになるのだ。憲法がそんなに簡単に変更されて良いのだろうか?されに、いったん通ってしまった憲法改正事項をさらに覆すには、通すときより大変な過程を経なければならないそうだ。

最高裁の判事だって保守から革新までいろんな思想の持ち主がいるから、それが州知事や連邦レベルでは大統領の意思を反映したものになるのだろうけれど、なんか、わりきれないなぁ~。
そもそも、平等に与えられる権利を奪おうとしていることがどうして合憲なのだ・・・・。憲法に書かれていることに反しているではないか。
民意が反映されていない政治や社会の仕組みなんてのはあるべきものではないと思う。でも、たぶん、カルフォルニアに去年の夏以降選挙の時までいた人たちなら、とある宗教団体の熱心な活動やそれに簡単に押し流されてYESと入れた人たちのこと、その時の流れというものをわかっているはずだと思う。

ヒットラーだって選挙で選ばれたのだ。だから、三権分立が必要だったんじゃなかったっけ?(ちょっと違う?)
いろんなことがあって人はいつでも正しい選択をするとは限らないのだ。だから、いろんな立場の人がお互いを見ることで愚かな間違いをしないようにするのではないんだろうか?(あー、なんか書くのがじれったい!)

さて、動きが早くてついていけないと言うのは、カルフォルニア州の同性カップルが原告となり連邦裁判所で争われることになったというのが最新のニュースです。アメリカ合衆国憲法が認めている平等の権利の精神がちゃんと反映されますように。

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