Astrid and Veronika
さきほど、本屋さんに行ってびっくり!
Astrid and Veronikaが翻訳されて出ていた。
私は、自分でなかなか良い本を見つけられないので人の推薦で読むことが多い。その推薦者の中のひとりにヴィゴ・モーテンセンを入れているのだが、彼が推薦してくれる本は政治関係の本が多く、ちょっと・・・・読めそうにない。めったに小説を推薦してくれないので、このAstrid and Veronikaが推薦されていた時、きっと知り合いとか友人が書いたのかなと思ったほどだ。真実は知らないが、作者リンダ・オルソンはスウェーデン出身でニュージーランド在住なので、どこかでつながりがあるのかもしれない。
こういう本が読みたかったと思える本で、自分で翻訳したいなどと大胆なことを思っていたのですが、ちゃんと準備されていたんですね。
日本語のタイトルがちょっと不満だ。「アストリッドとベロニカ」で良かったんではないだろうか?二人の物語なんだし。表紙の雰囲気も随分と違う。
舞台はスウェーデン。年の離れた女性二人の友情物語・・・と書いてしまうとつまらないが、英語で読んでも感動したのだから日本語で読めばもっと感動できるはず。私の足らない英語力でも、物語が語られる舞台の四季の移ろいが美しく、二人の女性がそれぞれに背負ってしまった心の傷の深さ、そこからお互いを知ることで生きていくようになる姿には心を揺さぶられた。言葉が暖かい。
なぜ、育った環境も年も違う二人がこんなにも深い友情を育めたのか、不思議だと思うかもしれないが、お互いが生きる道を見出すための運命だったのではないかと思う。
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