傷心
祇園祭から帰ってきました・・・
なんて。
京都戦が祇園祭真っ盛りの日に当たると知り、うーん、うーんと悩んだ末、15日の夜行バスで出発して京都戦と祇園祭と蓮の花撮影と超欲張り旅行を決行した。
行って良かったのだろうか?
京都側のスタメンが発表された時、鹿島側ゴール裏からはお約束のブーイング。
私はそれを聞きながら、「そのブーイングは、ヤナギ、好きだよと言っているように聞こえるよ」と心の中で思っていた。そして、決められてしまったゴール。ヤナギは調子が良いのだからと思っていたら、案の定・・・だよ。マークをはずすなよ!と悪態をつく私。
そう、先週はあんなに嬉しかったゴールが全然嬉しくない。「だーから、言わんこっちゃない」という気持ちであった。ブレシア戦で中村にFKとPKを決められた時と同じ気分だ。あいつは上手なんだから気をつけろって・・・。
なんとも言えない空気が流れるゴール裏。それを打ち消すように「鹿島コール」。そうこなくっちゃ!
野沢のゴールで追いついて・・・突き放さなければならないのに体も頭も動いていない鹿さんたち。平日だって言うのに1万5千人も集まったサポーターに後押しされている京都。 フリーにするな、前、空けるな!と思ったら、あーあーあー、決まってしまった。反対側で誰がゴールしたのか良く見えない。ヤナギではなくてホっとする私。
ホっとしたのである。心底。
そのまま試合終了。
とっとと帰ろうかと思ったけれど、がっかりして立ち上がれない。いや、立って応援していたのだから、座り込んでしまったわけだ。
悔しい。
元気なくゴール裏に挨拶にくる鹿さんたちに立ち上がって声援を送る。こういう日もあるさ・・・。
そして、京都ゴール裏から聞こえてきた柳沢コール。一瞬の間が空いて、鹿ゴール裏のほんの数人がブーイング。
私は、そのコールを聞きながら自分が傷ついているのが良くわかった。
去年の暮れから続いていたものが終わっていなかったのだ。今まで京都の試合を4試合見て、京都の柳沢敦に思ったほど違和感を感じることなく応援が出来ていたから、案外、なんてことはないと思っていた。
間違っていたのだ。
鹿島の対戦相手にいる柳沢敦を見て、知ること、感じることは、まるっきり違うのだ。
鹿島サポが、もう決してすることが出来ない「柳沢コール」を嬉々として行う京都サポ。自慢げにすら聞こえた。それに答えるヤナギ。当たり前のことだ。京都にいるのだから京都の為、京都のサポの為にプレーをするのが当然だ。ロビーのように古巣相手にPKを蹴らなかったりしたら、ずっと言われ続けるし新しいチームに100%受け入れられることもないし、自ら好きになることもないのだ。そういうことはイヤだ。
でも、「うちの子」ではなくなった柳沢敦を目の前につきつけられて傷つかない人はいないだろう。
今まで、海外でチームに元いた選手に何もそこまでブーイングをしなくてもと思う場面に出くわしたことがある。最近では、海外の方のブログで読んだ話だが、ミランに移籍したロナウドにインテルのティフォージが何万個も笛まで買ってブーイングをした話があった。なんと子供じみたと思った。
今はその気持ちがわかるような気がする。中途半端でいたら傷つくのだ。大の男は傷つきたくないのだ。だから、子供っぽいと言われようとバカバカしいと思われようが、おまえは俺たちを捨てて出ていった馬鹿野郎だ!とブーイングするのだ。
そして、そいつが万が一にも、誰にも文句を言われないほどの活躍をしたら拍手をする。それがスポーツ。実際にロナウドはそうだった。
ヤナギ、鹿島ではもっと大きなブーイングで迎えてあげる。そして、その試合で決定的な仕事をしたら、拍手をしてあげよう。でも、そんなことはさせない。今回、敵として相対した鹿島の選手たちはわかったことでしょう。私が悔しいのだから、どれだけ悔しいことか。
それにしても、たかがサッカー選手のことで、一週間足らずの間でこんなに気持ちが揺れ動くとは思ってもいなかった。
そういうことがわかっただけでも行って良かったのか・・・。
でも、ボロボロだ。そして、私はブーイングが出来るかどうかわからない・・・。
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Comments
あ〜、試合後に来てくれたKabuさんがそんな心境であったとは慮れませんでした。
プロである以上起こりうることだけど、辛いよね。
元気になったら蓮の写真を見せてくださいませ。
Posted by: Audrey | sábado, julho 19, 2008 at 08:24 PM
いやー、すんませんねぇ~。
蓮の写真は・・・・、デジタルでは撮らなかったので次回ってことで! でも、出来が悪くてますます落ち込んだりして。祇園祭りの写真は後日、アップロードしますわ。
Posted by: Kabu | sábado, julho 19, 2008 at 10:52 PM
ポドルスキがポーランドからゴール奪った時の表情が、実に切なかったなあ・・・
Posted by: tets | domingo, julho 20, 2008 at 03:00 AM
人それぞれが、むずかしい選択をして生きているのね。そういったこともひっくるめて、感動もあるのかな。
Posted by: Kabu | domingo, julho 20, 2008 at 10:40 AM