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segunda-feira, 2 de junho de 2008

記憶する、忘れる

近頃、物忘れが激しいというか、物覚えが悪いというか、んー、もともと記憶することが苦手だったと思うのだが、拍車がかかっている。非常に不安である。

人間はなぜ物事や感情を記憶したり忘れたり、記憶したものを忘れたり、突然思い出したりするのだろうか?
科学的なメカニズムのようなものを研究している人たちはいるのだろうけれど、私が興味があるのは、その忘れることや記憶することが、生きていくことにどうかかわっていくのかということだ。

ジーコは、ホームで戦うことのアドバンテージのひとつに広告の位置を記憶しておけば、それが目の隅に入っただけでピッチのどこにいるかわかる、ゴールまでの道筋が見える(というようなこと・・・正確には、それこそ記憶していない)と言っていた。
ジーコはその記憶する力を子供の頃、お兄さんたちにいたずらをされた中で身につけて行ったというから、これまたすごいんだが・・・(もともと記憶力がいいんじゃないかという気もするけど)

確かに、今、ここで地震が起きた時に、わー、めがねを持って逃げ出さないと!と思ったとしよう。その時にめがねをおいた場所を記憶していなかったらアウトだわね。

記憶力の良し悪し(と、冷静さ)が生きていく上で死活問題になる時があるかもしれない。

でも、多くのことは記憶しても忘れられていく。毎日、意識無意識でどれだけのことを頭に詰め込んでいるのだろうか?何もかも覚えていたらどうなるのだろうか?

よくつらいこと。悲しいことがあると、時が立てば忘れられますと言ってなぐさめる。
これは重要なことだ。悲しみや苦痛を常に抱えて生きていくのはつらいことだから、忘れる。
人は前に進んで行くためには忘れてしまうことは必要かもしれない。

でも、忘れ去ってしまうことも悲しいことではないだろうか?

自分は、今、この瞬間、生きているのだけれど、過去にあった「今」と「今」のつながりが私という人の人生であり、今の私だとしたら、こうも簡単に忘れてしまうことばかりで良いのだろうか?

うわー、もうわからん。

でも、やっぱり忘れていることがあるから明るく生きていられる。これは本当だと思う。でも、忘れてしまうから、肝に銘じたはずなのに忘れるから、同じことを繰り返す。あー、でも、これは忘れているからではなく、そういう性格?

梅雨入りだそうだ。雨の日は一人で家にいて考えてみようか。

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