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domingo, 8 de junho de 2008

写真

東京都写真美術館に行って「森山大道 レトロスペクティヴ 1965-2005」を見てきました。「ハワイ」の方は時間切れで見られず。会期中に又足を運ばねば・・・。

よくわからないが大御所のお一人らしいので、写真学校の生徒さんと見える人たちをはじめとして、あの場所にしては、そこそこ人が入っていたと思う。

モノクロ写真。
この不思議な世界。
人の目に見えているものはカラーなのに、色がほぼ2色の世界になる。
カラーテレビや映画の前、カラーフィルムの前はあたり前だった世界なんだけれど、始めて世の中に写真が現れた時には、この色のなさはどう受け止められたんだろうか? そんなことより、再現されることが驚愕の世界だったんだろうか。

技術の話ではあるが、実在しているものから色をマイナスしたものを見ることが出来るのは人間だけかも。そして、それが色のあるものより何か強く響いてくるものがあったりするのだらから、人ってわからない。

人と言えば、私は日本人の顔は変わったと思っていたんだが、森山大道さんの写真を見ていると、60年代も21世紀の日本人も同じ顔をしている。カラーの上っ面(化粧、服装)がモノクロになると見えなくなって骨格や顔立ちや表情の本来あるものしか出てこなくなるのだろうか。

不思議。
でも、それはモノクロだからではなく森山大道という人の写真だから・・・ってことかな。

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