心の準備
心の準備は、たぶん、50%ぐらい出来ている。この約2週間で、日々、自分の気持ちを見つめなんとか言葉にしようとしてきだから、その日が来ても、泣いたり喚いたりしないと思う。第一、大人だから。
しかし、ツライ。
初めての移籍体験はアルシンドだった。その頃は、サッカーファンになりたてのホヤホヤ。本、雑誌で得た知識で「プロだから仕方がないでしょう」と思った。アルシンドに対する強烈な思い入れがなかったせいもあるが、仕方がないことだ思った。
そして、レオナルド。ショックだったけれどレオは神様から一時的に借りていたという気持ちが心のどこかにあったから、元気でがんばれよー、応援に行くぞーと、悲しみのドン底にいながらも違う世界を覗ける楽しみがあったように思う。
ジョルジーニョ。0円提示をしたクラブに対して腹立たしかった。そして、悲しかった。tristeという単語を知った。
鹿島から移籍して行った選手たち。奥ちゃん、相馬さん、増クン、鬼木トオルクンなどなど。いろんな移籍があって、身近でネット上でファンの気持ちをいろいろ見てきた。
バッジョの移籍は、それは、毎回、ものすごかったから、その都度、台風に出会ったような心の揺れぐあいだった。ユベントス→ミラン→ボローニャ→インテル→ブレシア。
ロビーの移籍は、ユベントスからミランへ「郵便荷物」のようにして売られてしまった以降は「出場機会を求めて」であったから、今シーズン、出場機会が減った中でヤナギがいろいろと考えたであろうことも想像できる。鹿島の中で、先発の座を奪い取ったらいいじゃないかとも思うが、クラブの中で自分の立場を感じることが出来るのは柳沢本人しかいない。本人にしかわからない。ファンやクラブに対する愛情とは別にサッカー人生を考えなくてはならないこともわかる。頭の中では理解できる。
柳沢敦が鹿島にとってこれほど大きな存在でなければ、そうして、「わかったよ」と言えるのかもしれない。しかし、私は「鹿島」と「柳沢敦」は別れることのない二つの存在だと思っていた。いつまでも、引退のその日まで別れることはないと思っていた。こんなことで動揺を来たす日が来るとは考えていなかったのだ。
昨日の柳沢コール。最後の最後まではいることが出来なかった。私は、ヤナギ、行かないでくれという気持ちを伝えるだけで良いと思っていた。だから、コールを続けていた。でも、途中で何か違っていると感じた。出てくるまでコールを続ける気なんだと気がついたから、その場を立ち去った。ヤナギに別れを告げたかったのか?別れの言葉を聞きたかったのか?それとも、残留しますと言って欲しかったのか?ゴール裏にいた人たち全員が同じ気持ちだったとは思わない。
優勝後のセレモニーが終わって手を振りながらピッチを後にするヤナギを見ていてこれが最後かもしれないと思った。だけど、やっぱり、私には、別れを告げる心の準備は出来ていない。泣いたり喚いたりすることはないかもしれないけれど、柳沢敦のいない鹿島は考えられない。ヤナギが他の色をまとうことも、他のチームのファンにコールされることも想像するだけで耐えられない。
理屈でわかろうとしているけれど、感情が拒絶している。これでは、心の準備は50%以下だ。
そして、残ってくれたらいいなと思ってしまう。
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Comments
KABUさん、2冠優勝&あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
移籍については本当にそれぞれ、受け止め方が違いますね。
戦力外通告あり、本人の希望あり。ファンにとっても想いはさまざま。
相馬さんのときは、心がちぎれるくらい悔しかったです。
でも誰のときも同じに思うのは、永遠に「鹿島ファミリー」の一員ということです。
FC東京のアマラオみたいに…(^^;)なんか違う?
ジーコやレオだったら、ヤナギになんて言葉をかけるかな。
Posted by: れおとん | quinta-feira, janeiro 03, 2008 at 02:47 PM
れおとんさん、ども!
ジーコやレオだったら、そうだねぇ~。
おそらく、自分で選んだことだ。がんばれ!ではないでしょうか。
私は日本代表に復帰してもらうことを条件で送り出します。せめてそれぐらいはやってくれないと、マジで。
今年もよろしく。
Posted by: Kabu | quinta-feira, janeiro 03, 2008 at 09:31 PM