RAMBLING LIFE

ジョニーはこういう子だから、まぁ、ジョニーのファンでなくても「かわいいね」と言ってくれるだろう。何しろ、女の子ようにかわいいのだ。客観的にみても「かわいい」と思う。実物を見ると、女の子のようにかわいくもあり、性別は男なんだから当然なんだけど、男の子っぽさもあるけれど、それもかわいいと思ってしまう。

それで、トムである。何しろ、日本でＣＤが出ているわけでもなし、私はヴィゴ・モーテンセンが自身のブログで(^^;推薦をしていたから聞き始めた。おそらく10年前だったら、退屈してしまった音楽だ。アメリカのフォーク・ソング。私は、いわゆる、クラシック・ロック好きなのだ。しかし、年を取ったせいなのか、ゆっくりと歌ってくれることでしっかりと意味を聞こうとするせいか、どんどんとはまってしまった。しかし、その外見については、金髪だね・・・ぐらいの感想であった。声は美しい。女性の声に近い。性格だって、ミーハーファンのサイトがあるわけではないから良くわからない。

そんな彼のライブ。待ちに待って出てきた。とすると、私の横にいた女の子が「かわいい」と言ったのだ。彼女のお目当ては別のバンドだったと思う。それから、トムのすることにいちいち、「わ！かわいい！」とつぶやくのであった。全く、同感。ステージ慣れしていないのか、どちらかと言うとヘマなことばかりしていたり、ポツポツと話をしたり、自分のギターのセッティングにとまどって、前列にいた観客にギターを持っていてと御願いしたり、いやー、とにかく、かわいい！

「かわいい」と言う感情は全くもって不思議だ。
広辞苑をひくと「愛すべきである。深い愛情を感じる」とある。「うつくしい」が「美」という外見を形容するものに対して、「かわいい」は心の発露なのだ。もちろん、美しいという時にも心は揺さぶられる。鳥肌がたったり涙が出たりする。でも、私は、美しいと思う時というのは、緊張した静けさがあったり、心のどこかで悲しみを感じているような気がする。

でも、「かわいい」は違う。対象が人間であれば、ぎゅっと抱きしめて髪の毛をくしゃくしゃにしたい、なんならペロペロと舐めてあげてもいい、他人に対しては思わないと思うが、命を投げ出しても守りたいと感じる気持ちではないだろうか。もちろん、理性ある大人としてジョニーやトムにいきなり抱きついたりはしないけれど。

とまわりくどいことを言っているが、今回の来日は他のバンドと一緒だったしそちらがメインだったからトムの持ち時間は短かった。もっと聞きたかった。又、日本に来るとは言っていたが、もっと長く聴けるよう地道な布教活動をしようと思う。

トムはこんな人。

You Tubeはこのあたりから。
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