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domingo, 15 de abril de 2007

友人と「東京タワー」を見に行った。
映画を見ながら、やたら映画と関係のないことを思い出す映画であった。なぜ?

主人公の少年は15歳で母親の元を離れ家から遠い高校に進学することになった。

母が駅まで見送りに来るシーンがある。駅での別れのシーン、映画誕生以来どれぐらいの数があるだろうか。どれをとってもぐっとくるものがあるけれど、今日、私はVIGGOの詩を思い出していた。スペイン語で書かれた詩を英訳したものを読んだので、私の勝手な解釈で間違っているかもしれないが、田舎の駅で娘を見送る両親・・・そういう情景が第三者の目で語られている。ヴィゴファンはヴィゴも息子ヘンリーが大学進学で遠くに旅立ってしまったから、それと関係あるわよね・・・などなどかしましく語っていた。

友人と別れて駅に向かおうとして、銀座で見たい写真展があったことを思い出した。「シャネル・ネクサス・ホール」へ行った。初めて足を踏み入れるシャネル。落ち着かない。思いっきり場違いな自分。写真展は4階という案内を見てそそくさとエレベーターの前へ。エレベーターのボタンまでおしゃれというかわかりにくい。ギャラリーには思った以上に人が着ていた。写真を見ていく。白黒写真の切り取られた世界。いくつか見ていくうちに駅で撮った写真があった。

Budapest, Hungary, 1964

列車に乗って窓からホームを見ているのは男の人ばかり。ホームに残って手を振っているのは女の人たちだけ。
1964年のハンガリーはどういう時代を生きていたんだろう? ハンガリー動乱っていつだったっけ? 男たちはどこへ行くのだろう? 軍隊? それとも出稼ぎだろうか? まだ女性がスカーフをしていた時代だったんだ。手をふる女性の顔が悲しい。この人が愛する人に再び会ったのはいつだったのだろうか? それとも、会うことは出来たのだろうか?

今日は駅にまつわることが多い。そういえば、銀座に行こうと地元の駅に行ったら「本日は快速は12時半まで運休です」というアナウンスであわてたところから一日が始まったのだった。

写真展はこちら。
写真家、エリオット・アーウィットのサイトはこちら

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