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domingo, 22 de abril de 2007

ナショナル・ストーリー・プロジェクト

「ナショナル・ストーリー・プロジェクト」をやっと読み終えた。
一ヶ月もかかったってどういうことよ・・・って自分でも思ってしまうが、本の内容はアマゾンさんにおまかせするとして(こちら、私の感想は、事実は小説よりも奇なりではあるけれど、一方、普通のことも素晴らしい物語なんだなと。

そもそも、この話を読もうと思ったのは小川洋子さんの「物語の役割」(こちら)で紹介されていたからなので、私がそういう感想を持ったのも当然と言えば当然。
「これまで見てきたように、物語はそこかしこにあるのです。人間すべての心の中にある。記憶のなかにある。誰でも生きている限り、かたわらに自ら作った物語を携えていると、私は思います」(引用)

そして、なんやかんやとアメリカの悪口を言うことが多い昨今というかここ20年ですが(^^;、こういう企画が通ってラジオで放送されて、さらには本になる(朗読つきの本もある)って言うところがアメリカの良いところだなぁ~と思う。歴史が浅い国だから、かえって自分たちの根っこの部分を大切にしよう、常に見つめていようと言う気持ちが働くのかもしれない。次から次に新しいものに飛びつき、古いものはじゃんじゃんと取り壊してしまっていく日本人、いいのかぁ~・・・・、無宗教なのはいいけど(自分もそうだし)、心の芯になるようなものがなくなっている日本人、いいのかなぁ~・・・・。

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