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quinta-feira, 14 de dezembro de 2006

麦の穂をゆらす風

「麦の穂をゆらす風」を見た。公式サイトはこちら

こういった映画、支配された、差別された、自由を奪われた人たちの映画を見て涙する度に思う。
映画の中に入りこんだような疲れを感じながら重い心を引きずって家に帰ってきてからも思う。

「当事者たちの気持ちの100分の1も理解できていない違いない」と。

私が会社で女性だと言うだけで差別されたりセクハラを受けて感じる屈辱感や怒りでさえ、耐え切れないと思うことがあるのに、名前を変えろ、宗教を変えろ、武力に服従しろ、目の前で家族が殺される、どれだけ心が深く傷ついてしまうのだろう。

相手の立場に立って考える、物を見る。
言うは易し行うは難し。
映画を見る時だけじゃない。新聞でニュースを読むときだって、自分の想像力を使って感じなければならない。
ものすごく疲れることだと思う。
よそ様のことだと思って過ごしていれば楽だ。

でも、本当によそ様のことなんだろうか?

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