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domingo, 12 de novembro de 2006

Where is November?

きっと何かを研究している人が人間が何かに包まれることで安心感や心地よさを感じることについて調査、分析などしていると思うが、多くの人が日常的に感じている理屈抜きに幸せな瞬間ではないだろうか。

しっかりとした腕に抱かれる
ふあふあのお布団にもぐりこむ
コートに身を包む

私は晩秋が好きじゃない。日があっと言う間に暮れていくのがいや。うっそうと茂っている他人様の家の木々が葉を落として枝や幹がくっきりと現れてくる。何か非常に無防備。雑草すら刈ったわけでもないのに地面に吸い取らて消えていくみたいだ。わびしく裏寂しい景色。東京の冬は特別に厳しいわけではないけれどやってくる冬を越さないと春が来ないのかとがっかりと肩が落ちる。楽しみなのはミカンと鍋料理ぐらいか・・・と食べることばかり。

そんな晩秋だけど、その年、初めてのコートを着る瞬間はふっと幸せな気分になれる。できればハーフコートではなくフワフワのロングのダウンが良い。北風さんから身を守ってくれるコート。顔にはひんやりと冷たい空気があたるけれど体は暖かい。手袋はまだ必要がない。見上げれば空は高く、木々の葉も紅葉を始めている。

そんな風にして11月は秋の終わりを感じる月だった。「だった」なのだ。

ここ数年のことではないかと思うが11月から真冬なのだ。ハロウィンが終わると町にクリスマスの飾りつけが始まりクリスマスソングが流れる。クリスマスに向け様々な商戦が始まる。

なぜ? まだ11月ですよ! 真冬ではありません。
クリスマスにロマンチックな気分を持てない私にとって、クリスマス=年末、さー、今年も終わりだ!? お前は今年は何をしたんだ!? 年が明けたら又ひとつ歳をとるぞー!なのである。うんざりである。

ハロウィンなんてアメリカ合衆国の風習を真似するなら感謝祭もマネしてみたらどうだろうか?盆暮れに加えてサンクスギビングも里帰り、ファミリー・リユニオン!勤労感謝の日の祝日もある。親戚一同集まって収穫に感謝を捧げつつご馳走を食べるって言うのはどうかな。そうすれば、11月からクリスマスなんてことはなくなる。感謝祭が終わってからクリスマス商戦に突入である。

これなら、まだ許せる。一ヶ月だけせわしない思いをすれば良いのである。師走だから当然だ。
世界中で一番最初にクリスマス気分になる国が日本ではないだろうか? キリスト教国でもないのに。イエス・キリスト様も11月から自分の誕生を祝って欲しいものかしらん。

私の11月を返せ・・・。

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