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sábado, 25 de novembro de 2006

読書の秋

秋はスポーツの秋だの読書の秋だの高く馬肥ゆる秋とか言って食べることが美味しい季節と言われていたり、これを全部やっているとかなり忙しいよね(^^; 私の場合、この秋はスポーツは観戦するだけに終わってしまいそうだが、読書は久々にした・・・。ネット生活をするようになって紙媒体である本を通しての読書量ががた減りなので、ほんと、久々に短期間で2冊を一気読みした。

★「それからはスープのことばかり考えて暮らした」 吉田篤弘著  
★「風が強く吹いている」 三浦しをん著

まずは「それからはスープのことばかり考えて暮らした」

こちら

下のジャーナルはこの本を読んでいた時のこと。そうです、食欲の秋にふさわしく食べ物が出てくるお話。それがまた、どれをとっても、おいしそうなんだぁ~。私は食べることを軽視している人がちょっぴり苦手です。「それはおまえが単に食いしん坊なだけだろ!」と言われてしまうかもしれないけれど、食事は3食、きっちりと食べたいし、出来れば残さずに食べたい。そして、同じ15分(←短い! (^^;)と言う時間をかけて食べるなら、おいしく頂きたい。だから、この本に出てくる人たちのようにサンドイッチやスープを美味しく作ろうとしている人たちが好きだ。あ、ここで誤解があるといけないので書いておくと、決してグルメ本だとか、料理の腕を競うという話ではない。

好きな俳優がちょびっと出てくるだけでも何度も同じ映画を見に行ったり、不思議なほど美味しいサンドイッチを作る子連れチョンガー男を尊敬したり、ひとりになってからスープ作りに燃えていたり・・・・。 登場人物の誰もが大金持ちだったり、キャリアがバリバリあって働いていたり、はたまた、性格が破綻していたりとか、そういう人たちではない。ちょっと風変わりなところはあるかもしれないけれど、誰もがどこかの誰かに似ているような、そして、似たようなことをしている、すごく日常的な日々の不思議なんだな、この話は。

疲れちゃった日にぴったり。

そして、三浦しをんさんの「風が強く吹いている」。 こちら
タイトルを見た時になぜかボブ・ディランを思い出した。一番、スポーツとは無縁そうな人だけれど。
箱根駅伝にたった10人で挑戦という話なんだけど、いい、とにかくいい。頭の中で絵がどんどん沸いてきた。私の中には走(カケル)クンもハイジさんも、双子も、キングも、王子も、ニコチャンも、ムサも、神童も、ユキも、そして、その他助演のみなさまも生きている。「青春小説」といえばそういうカテゴリーに入ってしまうんだろうけど、青春が2倍ぐらいの年でも楽しめる! クスっと笑ってみたり大声出して笑いながらも、最後の方では天、いや天井を仰ぎ、鼻水をすすり、呼吸困難に陥り、息継ぎをしながら、かすんだ目で読んだ。

マンガ以外で読んだスポーツものとしても最高傑作!である。

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