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sábado, 5 de agosto de 2006

ジズー

私にとってジダンという選手は1998年ワールドカップ決勝でブラジルから優勝をもぎ取った男である。フランス大会が語られる度に映像として流される、または写真として掲載されるレオナルドに競り勝つジダン。レオの背番号18がジダンに押しつぶされている。こんなのばかり見せられる。その度にむっとする。見たくないと思う。

でも、基本的には、特に何がどうこうという思い入れがない選手。どちらかと言えば、ユーベで私の嫌いなリッピの下で活躍したこともあって「ふーん・・・・」ってな男ではあるのだが、まぁ、特に大嫌いということもない。ただ、あの決勝での活躍はやめてほしかった。

それでも、きっと何かの縁があったら好きになったタイプの選手だとは思う。あの足技にはため息がもれる。私が小さい子供だったら、自分にもなんでも出来るんだと信じられる子供だったら、きっと一生懸命、マルセイユ・ターンをマネしたと思う。そういう選手だと言うのはよくわかる。

ドイツ大会の準決勝、フランス対ブラジルの時間、私はちょうど飛行機で移動中だった。シャルル・ドゴール空港の出発ターミナルに着いた直後にターミナル中が揺れるのではないかと思う大歓声が響いた。お店から仕事をほっぽりだして走り出しテレビのあるところに行く人! フランスが先制したんだとわかった。足取り重くテレビがあるカフェに向かった。ジズーの大合唱だ。又、この男にやられてしまったのか。ブラジルはジダンに勝てないのか。ゴールを決めたわけではないけどジズーの活躍がフランスを引っ張っている。タバコの煙に目をしょわしょわさせながら背が高い人の隙間からテレビを見続けた。ブラジルは空回りをするばかり。時間の経過と共にあせっているのがテレビ画面を通してでもわかる。チームとして動けないブラジル。フランスは余裕だ。まるで、ここパリにいる人たちの声援も受けているかのようだ。出発ゲートからファイナル・コールが聞こえてくるところもある。でも、人々は動かない。じりじりとフランスの勝利の時を待っている。私は日本の次に応援している国が敗退していくであろう時を悔しい思いで待っている。又、ジダンのせいで、ジダンのせいで勝てそうにない。時の流れはフランス。

そして、笛。
脱兎のごとくカフェを飛び出していく人々。私の横をジズー!と叫びながら大の大人が走っていった。

なんたる苦々しさ。

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