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domingo, 22 de janeiro de 2006

NO DIRECTION HOME

マーチン・スコセッシが撮ったボブ・ディラン「ノー・ディレクション・ホーム」を見てきた。ボブ・ディランのファンというわけではないけれど、私が最近大好きな3人、ヴィゴ、オーランド、ジェフ・バックリィの話にちょくちょく出てくるので見てみようかなと足を運んだ。


3時半の映画だったけれど見て良かった。
今を生きる私たちにはどの時代も、過ぎ去った日々で不要な時というのはないと思うけれど、1960年代に起きたことは特に大きな影響力を与えていると思う。 それをディランという一人のシンガーを通して知ることができる映画でもある。

私は、中学生の頃、ビートルズに影響を与えたミュージシャンとしてどんな人かなと思いレコードを聴いた。でも、なんというかとっつきが悪かった。あの独特な歌い方、そして外見的にも、髪がクシャクシャで機嫌の悪そうな顔が苦手だった。歌詞を読めば、中学生の私には「なんだかさっぱり・・・・」であった。She loves you! と言われてキャーと騒いでいる女子中学生だからして、背伸びをしてみたところで馴染めなかった。なぜ、こんな人にジョンが影響を受けたのか理解不可能でがっかりしたのである。

しかし、それから何十年もたって彼の初期の頃のアルバム・ジェケットを改めて見たら、あら、かわいい顔をしていた!と新発見。いや、こちらが年を取ったということだ・・・。そのかわいらしさというか、若くてナイーブな感じは今日の映画でも十分に発揮されていて、ジョーン・バエズが「彼は母性本能をくすぐった」と語っていたとおりである。いい感じの二人だったのになぁ~。「愚かじゃなければ恋をしない」というディランの言葉にもニヤリとするものはあったけれど。

映画を見て思ったことは、中学生の私に理解不能だった歌詞が今ならわかるか?と問われると、少しはわかるようになったと言うことかな。それは、自分の英語力と生きた時間の分だけわかるようになったということ。詩が先にありきのシンガーだから、アレン・ギンズバークとも接点があった。NYのカフェから出てきたということもある。アレン・ギンズバークも名前だけは知っている人で以前からどんな人なのかと思っていたので、映画に出てきた時は思わず身を乗り出してしまった。詩の朗読まであった。ジェフはアレン・ギンズバークに朗読を教えてもらっている。

とかなんとか書いていると、ますますまとまりのない文章になるのでこのあたりでやめよう。

機会があった見てください。

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