Jeff Buckley - Grace
昨年の9月に私はいわゆる「美声」は好きじゃないと書いたのだが、声って不思議だ、声というか声が伝えるものかな。
音楽は、こういうメロディが好き、リズムが好き、ハーモニーが好き(洋楽を聞く場合はどうしても歌詞は2の次になってしまう)と言うところからファンになったりする場合がほとんどなんだけれど、稀に声に圧倒されることがある。
もう10年以上も前になると思う。友人に誘われてミルバのコンサートに行った。まったくなんの知識もなく見に行ったのだが、ある歌で涙がどうしようもなくこぼれた。その歌がなんだっかすでに記憶のかなたってところが情けないのだが、歌詞はイタリア語だったはずだから、歌の意味なんて何もわからなかったはず。ミルバの声が伝えてくるものに圧倒された。
Jeff Buckley・・・・
月曜日までは何にも知らなかった。
オーランドが好きだからって買ったGraceのLegacy Edition。
なんと言葉にしていいのかわからないぐらいだ。
私の好きじゃない「美声」かもしれない。でも、単に綺麗とか歌が上手いとかって言うことじゃないと思う。そんなことだけで、何度聴いても、心が震えるか・・・・。
魂を揺さぶる歌声なんて言い方が世の中にはあるけれど、聴く者の心を揺さぶっていくと同時に歌っている人が自分をさらけ出してポロポロになっているのではないかと感じる。つらいのは自分なのかジェフ・バックリィなのか。
たった一枚のアルバムを残して逝ってしまったジェフ・バックリィ。
遅まきながら知ることが出来て良かった。Thank you, Orlando!
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