旅と入れ物
オーランド・ブルームの写真が雑誌に出回っていて、ついつい買ってしまうからとんでもない雑誌貧乏に陥ってしまっているんだけれど、(部屋の中も悲惨だし)
「あぁ~、これはサムソナイトだ!」
って変なところに反応してしまった私。
成田到着時の写真を見ていたら、ピピンと来たわけです。
ついでに調べてしまった。
ttp://us.samsonite.com/webapp/us/servlet/SProductDisplay?productId=149931&storeId=10001&langId=-1&pc=C05
希望小売価格、280ドル!
一応、セレブにしてこのお値段。そして、この色のセレクション(^^;
さすがに私のオーランドだ! (ってちょっと違う気もしますが)
なぜ、こんなところに目が行ってしまうかと言うと、
今年はこのままでは海外旅行なんてままならない状態なのだが(マイルはあっても現金がない!)、私の海外旅行の歴史は「入れ物の遍歴」でもあるからなのだ。
旅行に行く前の楽しみというかストレスというか・・・
「必要なものを積めていかに楽に旅するか!?」 これが私の旅のひとつのテーマかもしれない。
思い起こしてみれば、最初の海外旅行はハワイ。新婚旅行です!
思いっきりウソです。
高校2年生の時に小学校から貯めていた郵便局の貯金をはたいて、親には「英語の勉強になるから」とウソを言い、同級生とホノルルに行った。8日間だったかな。郵船航空トラベルという当時はマイナーな会社のツアーであった。この時に持っていったのは、確か単なる大きなズタ袋。高校生がハードケースのスーツケースなんて持っているわけもないし、我が家じゃこれが最初の海外旅行だったのだ。
次にアメリカ本土に行った時はスーツケースだった。ヘソまがりの私は誰もが持っている「サムソナイト」ではない「スカイウェイ」というのを買った。これはしばらく使っていた。10日間用だったと思う。当時としては大きかった。色は薄緑。
考えたら、このスーツケースひとつでカルフォルニアに語学留学したんだ。半年間もいたのに!
あ、違う、途中でジャマになって遊びに来た友達の小さなスーツケースに交換したから、帰りはもっと身軽になっていた。天候が変らないカルフォルニアならではというか、Tシャツとジーンズがあれば事足りる学生ならではの荷物の少なさだ。
20代半ばにバックパック(御茶ノ水の山用品店で買った)で一月以上に渡る貧乏旅行をした。その時からしばらくは赤いバックパックが私の定番になる。そして、この頃から、いかに荷物を小さくするかということに凝り出した。このバックパックを背負ってトルコ、エジプト、イタリアと行ったのかな。もしかしたら、イングランドにも連れて行ったかも。
それからしばらくして、きっと「いいホテル」に泊まるなんてことをし始めるようになったからだと思う。さすがにバックパックでは行けない。大きめのスーツケースを買った。なぜ大きくなったか・・・。その頃、アメリカに行くと洋服を大量に買い込んでいたのだ。日本はバブル、円高。アメリカにはpetiteという背の低い人のための洋服がある・・・というような理由で、やたらと洋服とステーショナリーを買いまくっていた。
その後が今に至っているわけだけど、ガラガラの時代の到来である。ヨーロッパでは鉄道の移動が多い。そうなると荷物は小さい方が良いのだ。あの列車からホームへの階段の狭く急なこと。そして、ホームから駅構内までの遠い道のり。時には階段もあり・・・。ポーターを雇うわけでもなし召使がいるわけでもなし、時には旅のお供もいない。一人で運べるもの以上には持たない。そして、機内持ち込み程度のガラガラに落ち着いたのであった。
さらに、気がつけば、やたらと機内に持ち込む荷物が増えている。カメラ、望遠レンズ、デジカメ、時にはPC,そして、失くしたくないサインを貰うための写真、プレゼント・・・・。
ある時、こういった重たい荷物を持って成田空港内を出発までうろつこうとしていたら、気持が悪くなってきた。荷物が重くて耐えられない! 思わずキャリーを買った。そして、その次に旅する前に、確実に機内に持ち込める大きさのガラガラを買った。
傍からみると、さして大きさの変らない、しかも小さなガラガラを二個引いて歩いている姿はオーランドの後ろ姿とは違ってこっけいだろうけど、今のところ、それがベストだ。
ん? カルチョ後の旅はどうかって?
まだ私は経験してない(^^;
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