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sexta-feira, 15 de abril de 2005

痛み

彼は去っていった。
残ったのは痛み。
その痛みだけが、彼がここにいたことを思い出させる。


わーん!
腕が痛いよー。筋肉痛だよー(^^;

まったく、自分にあきれる。恥さらしとは承知しているが、あまりにもアホなので黙っているともっと落ち込みそう・・・。

私は、いわゆるお転婆娘と言われるガキだった。

棒切れを持てば原っぱへ探検に出かけ、
ドブがあれば、ジャンプして反対側へ行きたいという欲望にかられ、
朝から晩まで、親にどなられるまで外で遊んでいた。

中でもよく覚えているのは、住んでいた社宅のまわりを取り囲んでいた金網によじ登ったことだ。自分の背より高いところに登っていく。これは楽しい。サルとなんとかは高いところが好きなのだ!

しかし、こういうことっていつの間にかしなくなる。
でも、ある時、ふと何かのきっかけで登ってみようかと思った。足を金網の間に入れる・・・・入らない! 自分の足のサイズが大きくなって隙間に入らないのだ。ショックだった。

子供の時代は終わった・・・・と自覚
したかどうかは不明。

目の前に好きな人がやってくる。
でも、今私の目にうつるのは、黒だったり茶だったりする日本女性の後頭部だけだ。
これでは、彼が来ても見えない。
私の後ろは鉄の柵。胸の高さぐらいまである。
待たされている間に観察していたら地面から20~30センチぐらいのところでっぱりがあって横に伸びている。幅は10センチ弱ぐらいか・・・。私の成長した足は乗るだろうか?

しかし、これしかないなと友人とおしゃべりをしながら考える。あの美しい顔を拝むには、ここに足をかけて伸び上がるしかないのだ。しかも片手片足で(ステージの向きが斜めなんだ!)。

歓声があがる!
とっさに足をかける。
体が持ち上がる!

おかげで彼の姿を目にすることが出来た。
嬉しさのあまり、オーランドの来日が10年後でなくて良かった、10年後にはこんな離れ業(^^;は出来いだろうから・・・と友人に話す私だった。

しかし、代償は小さくなかった・・・。ううう・・・・。翌日になって襲ってきたこの痛み。

筋トレをした後より痛いよ。
当たり前だ。人生最高記録の体重と役に立たなかったデジタル一眼レフカメラ、望遠レンズその他の入ったバッグを片腕と片足で支えていたのだから。

こんなバカ、何歳まで続ける気だろう?

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