Lost on the Net
昨日の朝日新聞夕刊で、翻訳家、青山南氏が月刊誌「すばる」で連載している「ロスト・オン・ザ・ネット」を取り上げていた。
(ネットでも読めます。こちら。)
新聞記事の一部を引用させてもらうと
「ロスト・オン・ザ・ネット」のスタートは00年7月。初めはネットで読めるアメリカ文学の楽しみを綴っていたが、9・11を境に「息苦しさ」を増していくアメリカ社会に違和感が募った。オレの好きな作家は戦争反対だけどね、と伝えたかった。
「まったく政治的な人間じゃないんですけど、アメリカ文学をやってきた人間の責任、いや、言い訳かな」
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2000年7月から連載されているものだから、今からすべてを読むのは大変だと思っていたら、一部抜粋で本にもなっているそうだ。ネットで長文を読むのが苦手なので買おうか図書館で探そうかと思っている。
アマゾンの案内はこちら。
なぜ、私がこの記事に反応したかと言うと、ヴィゴのPerceval PressがネットでIn Other Wordsと言う記事を昨年の大統領選挙の頃から続けている。こちらは青山氏とは違って、ネットで読める新聞記事の引用だけなのだが、何しろ全部英語。はっきり言って10分の1も読む気にはならない。
でも、PPのこの欄を眺めていて思ったことは、自分に近い思想の人(団体)がネット上のアチコチにある記事を集めてくれるのは助かるということだ。又、それを読むこと(眺めること)で、アメリカの意見は日本のテレビで伝わってくることだけじゃないということを知ることだ。アメリカは日本と違って全国紙より地方新聞が大きな割合を占めている国だ。ネット以前の時代だったら、その町に行かなければ読めなかった記事ー人々の声ーが読めるようになった。ネットがあって良かったなと思う時だ。
青山氏の連載は記事の引用にとどまらず彼の考えが入っているものだが、彼がネットの海を漂ってぶちあたったサイトがリンクされているので、オリジナルを読んでフィルターの入ってないものを読むことも可能だ。
インターネットは便利だけれど、上手に利用しないと時間ばかりかかって目を悪くするだけ・・・ってことがしばしばである。良い道案内を探すことが重要だと思う。そうじゃないと、本当にLost on the Netなのだ(^^;
そうそう、
青山氏の連載の目次をざーっと見ただけで、ヴィゴのファンとして、あ、教えてくれてありがとう!を発見。
PPのrecommendの欄にPoets against the Warのサイトが載っているのだけど、この団体、サイトが立ち上がった経緯などが書かれている。
又、昨年末に亡くなったSusan Sontagについても。彼女のこともPPが良く取り上げていた。
探せば、まだまだ共通項が出てきそう(^^;
ん? もしかして、私は単にヴィゴヴィゴと言いたかっただけ!?
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